【新規上場(IPO)銘柄】キャリアインデックスは働き方改革が追い風、来18年3月期も高い成長が続く

株式市場 IPO 鐘

 キャリアインデックス<6538>(東マ)は、昨年12月14日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。インターネットを活用した集客プラットフォームの運営している。正社員向けの転職情報サイト「CAREERINDEX」、派遣・アルバイト情報サイト「Lacotto」、資格・お稽古等のスクール情報サイト「CAREERINDEXスクール」、ファッション業界に特化した転職情報サイト「Fashion HR」を運営している。

 「CAREERINDEX」は、国内の大手転職サイト等の求人情報を、約60万件ネットワークする日本最大級の転職サイトで、提携する各情報サイトを横断して探すことができ、検索から応募までを一括で完結できるのが特徴。 すべての求職者の「本気」に応える機能を詰め込んでいる。今2017年3月期第2四半期末時点での転職情報サイト「CAREERINDEX」における会員登録数は77万8000人(前年同期末比21.3%増加)となっており、期末時点においても、第2四半期末時点と同程度の対前年同期末比成長率で増加することを見込んでいる。加えて、パートナーの増加に伴うサービス規模の拡大も見込んでおり、パートナー毎に設定した成果件数の合計は前期比3割を超える増加を見込んでいる。

 今17年3期第3四半期業績実績は、売上高が12億1200万円、営業利益が2億8200万円、経常利益が2億6800万円、純利益が1億6900万円に着地。

 今17年3月期業績予想は、売上高が17億4500円(前期比34.4%増)、営業利益が4億3300万円(同85.9%増)、経常利益が4億4200万円(同89.6%増)、純利益が2億9700万円(同96.9%増)を見込んでいる。

 株価は、昨年12月14日につけた分割前の高値2070円から同12月27日に分割前の安値1471.7円と調整。1700円を軸にモミ合っているが、下値を着実に切り上げている。働き方改革を追い風に、会員登録数の増加、パートナー増加に伴うサービス規模の拡大が十分見込まれることから、来18年3月期も高い成長が続くと予想される。日柄調整が進み、2月6日高値1815円の上値抵抗線突破となれば、高値奪回も視野に入る。25日移動平均線に届いており、ここから押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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