【株式市場】北朝鮮情勢など不透明で日経平均は一時145円安だが個別物色は活発でマザーズ指数など高い

株式

◆日経平均の前引けは1万9246円64銭(97円51銭安)、TOPIXは1549.17ポイント(5.87ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億9817万株

チャート5 8日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの2日続落、北朝鮮による在日米軍攻撃を示唆する発表などが様子見気分をもたらし、「宅配ボックス」製造のアルファコーポレーション<3434>(東1)が大幅続伸など、個別物色の展開になった。日経平均は続落模様となり、軟調に始まった後も下値が軟弱で10時30分にかけて145円37銭安(1万9198円78銭)まで下押し、前引けは97円51銭安(1万9246円64銭)となった。東証2マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 任天堂<7974>(東1)が新ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」好調とされて続伸し、保育園運営の最大手・JPホールディングス<2749>(東1)は待機児童の解消に向けた政府新プランの策定などに期待を強めて年初来の高値を連日更新。ディー・ディー・エス<3782>(東マ)は指紋認証システムの共同開発などが言われて急伸。アミタホールディングス<2195>(JQG)はJR東日本<9020>(東1)などが食品廃棄物などをリサイクルするバイオマス発電所を計画と伝えられて連想が波及とされ一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は7億9817万株、売買代金は9156億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は647銘柄、値下がり銘柄数は1174銘柄となった。

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