【材料でみる株価】インターアクションは自律調整一巡して上値試す、大口案件受注を発表
- 2017/3/9 10:38
- 材料でみる株価
インターアクション<7725>(東2)は、検査用光源装置の大手である。3月8日、大口案件の受注を発表した。17年5月期は主力の検査用光源装置が好調に推移して大幅営業増益予想である。18年5月期も好業績が期待される。株価は1月の昨年来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。
IoT関連事業におけるCCD(電荷結合素子)およびC-MOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサ向け検査用光源装置や瞳モジュール、インダストリー事業における精密除振装置を主力としている。
半導体メーカーや海外液晶パネルメーカーの活発な設備投資を背景に、受注が高水準に推移している。3月8日にはC-MOSイメージセンサ検査用光源装置の大口案件の受注を発表した。受注金額は144百万円で、19年5月期第4四半期に売上計上予定である。
17年5月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比0.7%減の50億43百万円、営業利益が同27.7%増の5億97百万円、経常利益が同25.0%増の5億54百万円、純利益が同41.5%増の4億39百万円としている。
連結子会社BIJを17年2月に売却した影響を吸収して大幅増益予想である。半導体メーカーや海外液晶パネルメーカーが積極的な設備投資に転じ、CCDおよびC-MOSイメージセンサ向け検査用光源装置の受注が高水準であり、18年5月期も好業績が期待される。
株価は1月30日の昨年来高値756円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく高値圏650円~700円近辺で堅調に推移している。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近してきた。自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。14年8月高値924円が視野に入りそうだ。(MM)