【株式市場】円安など好感し日経平均は反発し新規上場のピーバンドットコムは買い気配

株式

◆日経平均の前引けは1万9283円10銭(29円07銭高)、TOPIXは1552.45ポイント(2.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億9971万株

チャート5 9日(木)前場の東京株式市場は、円相場が1ドル114円台で始まり、昨日夕方の1ドル113円台から円安基調を強めたことなどが好感され、ブリヂストン<5108>(東1)などが続伸して始まり、日経平均は堅調に始まった後96円17銭高(1万9350円20銭)まで上げた。ただ、引き続き北朝鮮を巡る地政学的リスクを気にする様子があり、全般は伸びきれず、日経平均の前引けは29円07銭高(1万9283円10銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 宅急便のヤマトホールディングス<9064>(東1)が大口需要家に対する値上げの期待などから反発し、アルファコーポレーション<3434>(東1)は「宅配便受取りロッカー」需要の増加に期待が衰えず8日続伸基調。PALTEK<7587>(東2)はビデオ処理・機械学習・ビッグデータ分析などの高速化プラットフォームが好感されて反発。ビリングシステム<3623>(東マ)は銀聯カード向けのスマホ決済システムなどが材料視されて急伸。

 9日上場となったピーバンドットコム<3559>(東マ・売買単位100株)は、プリント基板の製造を専用のWebサイト「P板.com」を運営し、前場は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1650円の70%高の2812円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は7億9971万株、売買代金は8739億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は1145銘柄、値下がり銘柄数は661銘柄となった。

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