【注目銘柄】品川リフラクトリーズは17年3月期配当予想を増額修正

注目銘柄

 品川リフラクトリーズ<5351>(東1)に注目したい。鉄鋼業向け耐火物の大手である。3月8日、17年3月期配当予想の増額修正を発表した。17年3月期連結業績予想にも再増額余地がありそうだ。株価は昨年来高値更新の展開で15年4月高値に接近している。配当増額も好感して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期の配当予想については、期末1円増額して年間7円(第2四半期末3円、期末4円)とした。16年3月期の年間6円との比較でも1円増配となる。

 17年3月期通期の連結業績予想(2月2日に売上高、営業利益、経常利益を増額修正)は、売上高が前期比3.7%増の1015億円、営業利益が同15.6%増の58億円、経常利益が同17.1%増の58億円、純利益が同14.4%増の32億円としている。

 セラミックファイバの増収、コストダウンの進展、輸入原材料の価格下落、エンジニアリングの大型建設工事などが寄与して増収増益予想である。通期予想会社に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が80.7%、経常利益が80.9%、純利益が81.3%と高水準であり、通期会社予想に再増額余地がありそうだ。

 株価は昨年来高値更新の展開だ。本日(3月9日)は330円まで上伸して15年4月高値333円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。配当増額も好感して上値を試す展開が期待される。そして次のターゲットは11年3月の335円、10年4月の345円となる。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る