【株式市場】円安進み日経平均は後場一段高となり日経JASDAQ平均は21日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万9604円61銭(286円03銭高)、TOPIXは1574.01ポイント(19.33ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億6716万株

 10日後場の東京株式市場は、円安基調を受けて引き続き電機・精密株などが強い展開を続けたほか、円安にもかかわらずセブン&アイ・ホールディングス<3172>(東1)なども高いため、日経平均は時間と共にジリ高基調を続けて大引け間際に305円14銭高(1万9623円72銭)まで上げて2日続伸となった。日経JASDAQ平均は21日続伸となり、東証2部指数もマザーズ指数も高い。

 後場は、全体相場の盛り上がりを受けて野村ホールディングス<8604>(東1)が一段高となり、原油安などでANAホールディングス<9202>(東1)なども高い。大塚ホールディングス<4578>(東1)はみずほ証券による目標株価の引き上げが好感されて一段強い相場になった。ウイルコホールディングス<7831>(東2)は四半期決算の発表を控えて期待高。2月上場のレノバ<9519>(東マ)は風力発電事業の拡大などに期待とされて反発。テイン<7217>(JQS)は業績の上ぶれ期待などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算はSQ算出にともなう売買が想定で4億株加わり22億6716万株(前引けは13億7351万株)、売買代金は2兆9483億円(同1兆7609億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は1563(同1534)銘柄、値下がり銘柄数は341(同352)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、証券・商品先物、空運、医薬品、サービス、電気機器、食料品、輸送用機器、水産・農林、ゴム製品、パルプ・紙、などとなった。(HC)

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