【業績でみる株価】ブラスは17年10月期第2四半期累計大幅増収増益で通期増額の可能性

 ブラス<2424>(東マ)は、東海地方を地盤としてウェディング事業を展開している。3月10日発表した17年7月期第2四半期累計の非連結業績は大幅増収増益だった。そして通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は戻り歩調で16年3月IPO直後の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年7月期第2四半期累計(8~1月)の非連結業績は、売上高が前年同期比25.0%増の42億39百万円、営業利益が同36.0%増の5億89百万円、経常利益が同38.9%増の5億88百万円、純利益が同32.9%増の3億63百万円だった。一軒家を完全貸切して、すべての会場を「1チャペル・1パーティ会場・1キッチン」として貸切の贅沢感を重視した戦略が奏功し、新規出店も寄与して大幅増収増益だった。

 通期の非連結業績予想は据え置いて売上高が前期比18.1%増の83億93百万円、営業利益が同35.0%増の8億24百万円、経常利益が同35.6%増の7億78百万円、純利益が同28.4%増の4億08百万円としている。なお17年3月大阪市、17年7月静岡市に新規出店を予定している。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.5%、営業利益が71.5%、経常利益が75.6%、純利益が89.0%で、利益進捗率が高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

 株価の動き(16年11月1日付で株式2分割、および17年1月1日付で株式2分割)を見ると、戻り歩調で2月28日には1190円まで上伸した。そして16年3月IPO直後の上場来高値1337円50銭に接近している。週足チャートで見るとV字型の回復で、13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る