森永乳業はビフィズス菌と幼児の風邪症状に関する研究など好感され高値更新

株式市場 銘柄

■3月17日からの日本農芸化学会で発表とされ注目集まる

 森永乳業<2264>(東1)は15日、974円(18円高)まで上げたあと14時にかけても16円高前後で推移し、2000年に入っての最高値を更新している。15日付で、ビフィズス菌の長期摂取による幼児の風邪症状の発症などに対する改善効果を確認したと発表し、注目が集まった。

 発表によると、「マレーシアのマレーシアサインズ大学(Universiti Sains Malaysia)と共同研究を行い、ビフィズス菌BB536の長期摂取による幼児の風邪症状の発症ならびに罹患日数に対する改善効果を確認」した。「これらの研究成果を、日本農芸化学会2017年度大会(2017年3月17日~20日、京都)で発表」するという。

 同社株は2月に森永製菓<2201>(東1)との経営統合に関する報道が伝えられ、その後急伸を開始している。業績は連結純利益などが最高益を連続更新する見込みのため、材料に対する反応が強まっているとの見方がある。(HC)

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