【銘柄フラッシュ】アイケイなど急伸し新規上場のうるる、ほぼ日は好発進

銘柄

 16日は、米国の利上げ決定を受けて円高基調が再燃したにもかかわらずコマツ<6301>(東1)が昨年来高値の2.7%高となり、日立建機<6305>(東1)も昨年来高値の1.6%高となり、米国の大規模インフラ投資への期待が再燃。トランプ大統領の教書演説が16日にもと伝えられ、古河電気工業<5801>(東1)も後場一段ジリ高の5.1%高となり2010年来の高値に迫った。

 本日上場のうるる<3979>(東マ・売買単位100株)は9時19分に公開価格を11%上回る3330円で売買が成立し、後場3750円まで上げて大引けは3480円。

 同じく本日上場のほぼ日(ほぼにち)<3560>(JQS・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格2350円の2.3倍の5410円の買い気配。

 M&Aキャピタルパートナーズ<6080>(東1)は業績予想の増額修正などが好感されて一時ストップ高の17.6%高まで上げ大引けも14.5%高と上場来の高値を更新し、東証1部の値上がり率2位。日本カーボンは新素材「カーボンマイクロコイル」(CMC)の実用化に関する報道が好感されて8.8%高となり、戻り高値を更新して東証1部の値上がり率3位。

 兼松サステック(旧・日産農林)<7961>(東1)は業績上ブレ観測があるとされるほか、監視カメラの需要が「GPS(全地球測位システム)捜査」違憲判決を受けて期待できるとの思惑も言われて8.0%高となり2005年以来の高値。エイチーム<3662>(東1)はオンラインゲーム「ヴァルキリーコネクト」が全世界累計700万ダウンロード突破との発表などが好感されて7.0%高。

 石井表記<6336>(東2)は3月22日に1月決算を発表の予定でここ数日次第に上げ幅を広げ思惑や期待が広がったとされて10.2%高。インターアクション<7725>(東2)は東証1部への昇格(指定替え)決定が好感されて10.2%高。また、JASDAQ市場から16日に東証2部に昇格(市場変更)のアドバンテッジリスクマネジメント<8769>(東2)は7.5%高と昨年来の高値。同じくJQ市場から16日に東証2部に昇格したセック<3741>(東2)も4.5%高。

 ハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ)は15日に株式3分割などを発表したことが好感され13.7%高となり年初来の高値。ACCESS<4813>(東マ)は1月決算が好感されて活況高となり9.7%高と昨年来の高値。

 上場2日目のファイズ<9325>(東マ・売買単位100株)は10時16分に公開価格1250円の3.2倍の4010円で初値がついた。

 アイケイ<2722>(JQS)は2月締めの第3四半期決算に期待があるようで一時ストップ高の22.7%高となり大引けも21.0%高。パピレス<3641>(JQS)は15日の株式2分割発表などが好感されて11.2%高となった。

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