【銘柄フラッシュ】北越銀行が経営統合に向けた動きで急伸し東芝は公的機関の支援観測で活況高
- 2017/3/17 17:09
- 株式投資ニュース
17日は、東芝<6502>(東1)が朝方に一時8.4%高の199.0円(15.4円高)まで上げた後も強く、分社化を予定する半導体事業「東芝メモリ」に公的資金による支援出資の観測報道を受けて反発し、大引けも3.5%高となり全上場銘柄の中で出来高1位となった。
2銘柄が新規上場となり、ビーグリー<3981>(東マ)は取引開始と同時に1881円で売買が成立し初値がつき、高値は前場の2139円、終値は2078円。
もう1銘柄、ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>(東マ・売買単位100株)は10時52分に公開価格550円の62%高の890円で初値がつき、後場ストップ高の1040円まで上げ、終値も1040円となった。
新家工業<7305>(東1)は今3月期の業績・配当予想の増額が好感されて15.2%高となり、東証1部の値上がり率1位。北の達人コーポレーション<2930>(東1)は株式2分割などが材料視されて12.9%高となり東証1部の値上がり率2位。東京個別指導学院<4745>(東1)は10.1%高となり、大量保有報告書で創業者・馬場信治氏の買い増しが判明と伝えられて思惑が広がり、2日続伸となって株式分割などを調整した上場来の高値を更新し東証1部の値上がり率3位。
北越銀行<8325>(東1)は7.4%高となり、第四銀行<8324>(東1)との経営統合観測報道に対し東証IR開示で「検討を行っていることは事実」としたため材料視された。10日には、米国国債の利回り上昇(値段は下落)傾向などを受けて金融庁が立ち入り検査の第一弾と伝えられて手控える雰囲気があったが、警戒感は幾分後退の見方。
いい生活<3796>(東2)は16日発表の月次動向が好感されて15.4%高の急伸。ササクラ<6303>(東2)は海水淡水化装置の大手としてサウジアラビア国王の来日を機にした経済協力に期待とされて9.6%高。
Aiming(エイミング)<3911>(東マ)は注目のスマートフォンゲームをアンドロイド版でも配信開始とされて13.7%高。中村超硬<6166>(東マ)は17日発売の「会社四季報」(東洋経済新報社)最新号が高評価とされて出直りを強め10.4%高。
上場2日目のほぼ日(ほぼにち)<3560>(JQS)は取引開始と同時に公開価格2350円の2.3倍の5360円で売買が成立し初値がついた。ソレキア<9867>(JQS)は富士通<6702>(東1)によるTOB価格3500円に向けてストップ高の18.3%高。フジタコーポレーション<3370>(JQS)は新業態のフランチャイズ開始報道や北海道新幹線の乗車率好調などが言われてストップ高の18.2%高となった。(HC)