上場2日目のビーグリーは一時10%高となり上値を追う

株式市場 IPO 鐘

■PERに割安感あり、東証1部の主力株が重いためめニューフェイスに注目集まる

 3月17日に上場したビーグリー<3981>(東マ)は21日、朝方に10.3%高の2292円(214円高)まで上げ、10時50分にかけても105円高前後で強い相場を続けている。

 電子コミック「まんが王国」の運営などを行い、公開価格は1880円。取引開始と同時に1881円で売買が成立し初値がついたため人気度については見方が分かれる雰囲気があったが、PERに割安感があり、東証1部の主力株が重いためニューフェイスに注目する動きが強まったとの見方が出ている。

 会社側の今期・2017年12月期の予想1株利益115円92銭(のれん消却前の予想1株利益は158円26銭)をベースにすると、株価2300円でのPERは19.8倍(のれん消却前の予想1株利益ベースではPER14.5倍)。たとえばパピレス<3641>(JQS)のPER30倍前後などとの比較では割安になる。

 会社発表の2017年12月期の業績見通し(個別)は、売上高が前期比9.9%増の91億6500万円、営業利益は同42.8%増の11億2400万円、純利益は同65.1%増の6億7200万円(のれん消却前の純利益は同41.4%増の9億1800万円)、1株利益は115円92銭(のれん消却前の予想1株利益は158円26銭)。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る