3年ぶりに再上場のマクロミルは公開価格を小幅下回り1867円で初値つく

株式市場 IPO 鐘

■本日新規上場のフルテックは買い気配で始まり上値を追う

 22日に再上場となったマクロミル<3978>(東1・売買単位100株)は、日本におけるインターネット調査の先駆者的な企業で、2004年に東証マザーズに上場し、05年には東証1部に昇格(市場変更)。14年に米投資会社ベインキャピタルの買収によって非上場会社になった。公開価格は1950円。9時9分に1867円で初値がつき、その後1874円から1801円の間で売買をこなしている。

 会社発表の2017年6月期の業績見通し(連結)は、売上高に相当する売上収益が前期比10.1%増の358億円、営業利益は同19.5%増の68億5000万円、純利益は同30.6%増の37億円(調整後の純利益は同20.2%増の42億円)、1株利益は97円08銭(調整後1株利益は110円20銭)。配当金は5円を予定する。

 公開価格でのPERは20.1倍(調整後1株利益ベースでは17.7倍)になり、たとえばインテージホールディングス(4326)のPER16倍前後などが参考になる。

 また、22日新規上場のフルテック<6546>(東2・売買単位100株)は買い気配をセリ上げている。(HC)

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