【株式市場】日銀の買いつけ枠に余裕との見方あり日経平均は強含み好業績株や新規上場株など高い

株式

◆日経平均の終値は1万9085円31銭(43円93銭高)、TOPIXは1530.41ポイント(0.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億5963万株

チャート5 23日後場の東京株式市場は、朝方に警戒された円高が進まず、日銀による3月末までのETF(上場投信)買い入れ枠に余裕があるとの見方が聞かれ、日経平均は小動きながら時間と共に徐々に強含んだ。昨日の414円安に比べれば僅かだが反発。東証2部指数は小安いが東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は小高い。

 後場は、不動産株が強含んだほか、東芝<6502>(東1)が一時9%高となり、分社化を予定する半導体事業の「東芝メモリ」に株式上場の期待があると材料視され、立花エレテック<8159>(東1)は総還元性向の高さなどが好感されて約2ヵ月ぶりに昨年来の高値。メディカル・データビジョン<3902>(東1)は医療ビッグデータ関連サービスの将来性などに期待が再燃し上場来の高値。上場3日目となったラーメン「一風堂」の力の源ホールディングス<3561>(東マ)は公開価格の5倍を超え、上場4日目のジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>(東マ)、上場5日目のうるる<3979>(東マ)、上場6日目のファイズ<9325>(東マ)は上場来の高値。

 この日、東証2部と名証2部に同時上場となったグリーンズ<6547>(東2、名2・売買単位100株)は9時16分に公開価格1400を9%上回る1521円で売買が成立し初値がついた。後場寄り後に1640円まで上げ、大引けは1579円。

 東証1部の出来高概算は17億5963万株(前引けは8億6116万株)、売買代金は2兆1905億円(同1兆856億円)。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は824(同807)銘柄、値下がり銘柄数は1037(同1036)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けも17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、不動産、電力・ガス、食料品、保険、非鉄金属、金属製品、水産・農林、陸運、などだった。(HC)

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