【銘柄フラッシュ】FCホールディングスなど急伸しケアサービスは5日連続ストップ高
- 2017/3/27 17:12
- 株式投資ニュース
27日は、円相場が朝方の1ドル110円50銭台から正午前には同30銭台、午後は同20銭台と円高が進んだにもかかわらず、ダイキン工業<6367>(東1)は1.2%高、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は4.7%高、東京エレクトロン<8035>(東1)は0.6%高など、海外比率の高い銘柄の中にも堅調な値動きが見られた。今期の業績がダイキン工業の連続最高益、東京エレクトロンの10期ぶり最高益の見込みなど、業績の好調な銘柄は円高にも抵抗力があり、全体相場の下げにも逆行高する好例として注目された。
27日に新規上場となったティーケーピー(TKP)<3479>(東マ・売買単位100株)は、貸し会議室の運営などを行い、11時16分に公開価格6060円を74%上回る1万560円で初値がつき、高値は前場の1万800円、大引けは9970円となった。
TASAKI<7968>(東1)はMBO(経営陣などによる株式公開買付)のため急伸し、ストップ高となってMBO価格2205円に迫り東証1部の値上がり率トップの25.4%高だがMBO成立後は上場取りやめの予定。澤藤電機<6901>(東1)は岐阜大学との画期的な水素発生装置の開発が言われて4日連続ストップ高の16.1%高となり東証1部銘柄の値上がり率2位、GMB<7214>(東1)は24日に業績見通しの増額を発表したため9.7%高となり東証1部銘柄の値上がり率3位。
戸上電機製作所<6643>(東2)は業績予想の増額などが好感されて11.4%高の急伸。さいか屋<8254>(東2)は4月に今を時めくニトリホールディングス<9873>(東1)がテナントとして入居とされて10.3%高。タクミナ<6322>(東2)は温泉・プールの水質管理装置などを手がけるため、広島県三原市の入浴施設で発生したレジオネラ菌に感染したとみられる事故を受けて連想買いとの見方で5.1%高。
ケアサービス<2425>(JQS)は中国での日本式介護の拡大が好感され5日連続ストップ高の25.0%高。FCホールディングス<6542>(JQS)は高速道路各社が進める逆走事故防止の技術開発に子会社の福山コンサルタントとアスカネット<2438>(JQS)の空中表示装置による共同提案が採択とされて注目されて2日連続ストップ高の21.2%高。
ファンデリー<3137>(東マ)は「IoT家電」向けの情報配信サービス拡大などが好感されて8.0%高となり上場来の高値を連日更新。上場7日目のビーグリー<3981>(東マ)は電子コミック「まんが王国」の運営などを行い一時上場来の高値を更新して大引けは5.2%高。上場8日目のうるる<6542>(東マ)は業績上ブレ期待などがあるとされ上場来の高値を更新し大引けは3.2%高となった。