【株式市場】北朝鮮の核実験準備などで様子見となり日経平均は小高いがTOPIXは軟調

株式

◆日経平均の終値は1万9217円48銭(14円61銭高)、TOPIXは1542.07ポイント(2.76ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億8095万株

チャート5 29日後場の東京株式市場は、北朝鮮が核実験の準備を進めているとの見方があり、日本時間の今夜、英国がEU(欧州連合)に離脱を通知する予定のため様子見気分が漂い、今2月期で14期連続の増配となるニトリホールディングス<9843>(東1)などの好業績株屋材料株が個別に物色された。電力株は前場の高値圏でもみ合った。日経平均は前日終値の1万9200円前後で小動きとなり小幅続伸にとどまった。東証2部指数とマザーズ指数は高い。

 後場は、日本ゼオン<4205>(東1)が4月稼働開始の合弁新会社による効率化などに期待が強く一段ジリ高となり、リンクアンドモチベーション<2170>(東1)は連続最高益の見込みに「なでしこ銘柄ファンド」の買い期待が言われて上場来の高値。WASHハウス<6537>(東マ)は株式分割の直後で売買単位低下効果に期待とされて上場来の高値。

  29日新規上場となったオークネット<3964>(東1・売買単位100株)は9時36分に公開価格を18%上回る1300円で初値がつき、あと1319円まで上げて終値は1235円。

 東証1部の出来高概算は14億8095万株(前引けは9億4306万株)、売買代金は1兆7632億円(同1兆1081億円)。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は716銘柄、値下がり銘柄数は1158銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、電力・ガス、鉱業、海運、小売り、サービス、電気機器、などだった。

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