東芝は出直るが楽観は多くない様子、メモリー事業への応札好調は好感

株式市場 銘柄

■テクニカル的にも「ダブルボトム」は240.9円を超える必要が

 東芝<6502>(東1)は31日、小幅だが続伸の始まりとなり、取引開始後に238.0円(9.8円高)をつけた。30日に開いた臨時の株主総会でフラッシュメモリー事業の売却などが可決され、第1次の応札には米国系企業から2兆円規模の応募があったと伝えられ、ひとまず安堵感が広がったようだ。

 ただ、同社については「上場維持に全力」(31日付の日本経済新聞朝刊)といった報道もあり、まだ楽観はできないとの受け止め方が多い。株価をみても、このところは178.0円(2月17日)、181.6円(3月16日)を安値に持ち直しながら「ダブルボトム」(2点底)をうかがわせているが、ダブルボトムが完成して底入れが確認できるのは240.9円を超えなければならないとされる。テクニカル観測でもまだ楽観はできないようだ。(HC)

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