【株式市場】北朝鮮の核実験観測などが不安視され日経平均は14時頃から軟化し続落

株式

◆日経平均の終値は1万8909円26銭(153円96銭安)、TOPIXは1512.60ポイント(14.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億2223万株

チャート9 31日後場の東京株式市場は、北朝鮮の核実験の準備に関する報道などを受けて漠然と不安感があるようで、株価指数の先物には土・日の突発事に備える目的のヘッジ売りがあるとされた。日経平均は13時頃から次第に値を消して14時頃からは軟調に転換。大引けにかけて153円96銭安まで下押して安値引けとなり2日続落。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均などは高い。

 後場は、ソニー<6758>(東1)がテレビ視聴データによる効率的な購買広告戦略などの報道が好感されて一段高の場面を見せ、シャープ<6753>(東2)は続伸し2013年以来の高値。夢展望<3185>(東マ)RIZAP(ライザップ)グループ<2928>(札幌A)による株式買い増しが思惑を呼びストップ高。オールアバウト<2454>(JQS)日本テレビホールディングス<9404>(東1)の日本テレビ放送網との提携が好感されてストップ高。

 31日新規上場となったネットマーケティング<6175>(JQS・売買単位100株)は10時6分に公開価格1140円の36%高の1552円で初値がつき、高値は前場の1667円、終値は1630円。

 東証1部の出来高概算は22億2223万株(前引けは8億4245万株)、売買代金は2兆5881億円(同9173億円)。1部上場2012銘柄のうち、値上がり銘柄数は270(同1380)銘柄、値下がり銘柄数は1677(同503)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、電力・ガス、1業種のみ(前引けは28業種が値上がり)となり、値下がり率の小さい業種は、ゴム製品、非鉄金属、建設、小売り、鉄鋼、電気機器、その他製品、などとなった。(HC)

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