【業績でみる株価】スター・マイカは17年11月期第1四半期大幅増益で通期も好業績期待

 スター・マイカ<3230>(東2)は、中古マンションの賃貸・販売および投資事業を展開している。中古マンションを再生するリノベーション事業である。3月31日発表した17年11月期第1四半期の連結業績が大幅増益となり、通期も好業績が期待される。株価は2月高値から一旦反落したが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年11月期第1四半期(12月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比25.4%増の59億34百万円、営業利益が同52.8%増の12億84百万円、経常利益が同66.6%増の11億18百万円、純利益が同78.8%増の7億88百万円だった。主力の中古マンション事業が賃貸、売買とも順調に推移し、インベストメント事業の伸長も寄与して大幅増収増益だった。

 17年11月期通期の連結業績予想は、売上高が16年11月期比3.9%増の218億円、営業利益が同3.0%増の33億56百万円、経常利益が同5.7%増の27億27百万円、純利益が同4.3%増の17億50百万円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が27.2%、営業利益が38.3%、経常利益が41.0%、純利益が45.0%と高水準である。物件販売によって四半期業績が変動する収益特性だが、通期ベースでも好業績が期待される。そして上振れ余地がありそうだ。

 株価は、07年来の高値水準である2月28日高値2560円から利益確定売りで一旦反落したが、3月23日の2182円から切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る