【業績でみる株価】クラウディアは17年8月期第2四半期累計が計画超の大幅増益、通期利益は増額の可能性

 クラウディア<3607>(東1)は、ウエディングドレスメーカーで結婚式場運営も展開している。3月31日発表した17年8月期第2四半期累計の連結業績は計画超の大幅増益だった。通期も好業績が期待され、増額の可能性がありそうだ。株価は戻り一服の形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年8月期第2四半期累計(9月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の64億15百万円だが、営業利益が同91.4%増の3億34百万円、経常利益が同89.0%増の3億73百万円、純利益が5億26百万円(前年同期は10百万円)の大幅増益だった。

 期初計画に対して売上高は65百万円、営業利益は1億74百万円、経常利益は2億03百万円、純利益は1億56百万円、それぞれ上回って着地した。広告宣伝費など販売費の削減が寄与した。

 17年8月期通期の連結業績予想は据え置き、売上高が16年8月期比0.3%減の129億80百万円、営業利益が同31.7%増の4億10百万円、経常利益が同21.1%増の4億20百万円、純利益が5億50百万円(16年8月期は16億52百万円の赤字)としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.4%、営業利益が81.5%、経常利益が88.8%、純利益が95.6%で、利益進捗率が高水準である。通期も好業績が期待され、利益予想に増額の可能性がありそうだ。

 株価は530円~560円近辺で推移して戻り一服の形だが、大きく下押す動きも見られず調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る