【業績でみる株価】クラウディアは17年8月期第2四半期累計が計画超の大幅増益、通期利益は増額の可能性
- 2017/4/3 16:40
- 業績でみる株価
クラウディア<3607>(東1)は、ウエディングドレスメーカーで結婚式場運営も展開している。3月31日発表した17年8月期第2四半期累計の連結業績は計画超の大幅増益だった。通期も好業績が期待され、増額の可能性がありそうだ。株価は戻り一服の形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
17年8月期第2四半期累計(9月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の64億15百万円だが、営業利益が同91.4%増の3億34百万円、経常利益が同89.0%増の3億73百万円、純利益が5億26百万円(前年同期は10百万円)の大幅増益だった。
期初計画に対して売上高は65百万円、営業利益は1億74百万円、経常利益は2億03百万円、純利益は1億56百万円、それぞれ上回って着地した。広告宣伝費など販売費の削減が寄与した。
17年8月期通期の連結業績予想は据え置き、売上高が16年8月期比0.3%減の129億80百万円、営業利益が同31.7%増の4億10百万円、経常利益が同21.1%増の4億20百万円、純利益が5億50百万円(16年8月期は16億52百万円の赤字)としている。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.4%、営業利益が81.5%、経常利益が88.8%、純利益が95.6%で、利益進捗率が高水準である。通期も好業績が期待され、利益予想に増額の可能性がありそうだ。
株価は530円~560円近辺で推移して戻り一服の形だが、大きく下押す動きも見られず調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ