【株式市場】好業績株は強いが米貿易収支や北鮮情勢など気になり日経平均は一時279円安

株式

◆日経平均の終値は1万8810円25銭(172円98銭安)、TOPIXは1504.54ポイント(12.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億6050万株

■東証マザーズ237銘柄のなかで値上がり銘柄が7銘柄にとどまる場面も

チャート9 4日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、米国の貿易収支や製造業受注が発表になるため、米トランプ大統領が再び貿易赤字に敏感になる懸念が言われ、北朝鮮を巡る地政学的懸念もあり、株価指数の先物主導で次第安となった。なかで、防衛関連株の石川製作所<6208>(東1)は一段高となりストップ高。日経平均は14時にかけて一時279円60銭安(1万8703円63銭)まで下押した。東証マザーズ指数は一時4%を超える下げとなり、日経JASDAQ平均などもそろって安い。

 後場は、東証マザーズ237銘柄のなかで値上がりしている銘柄が7銘柄にとどまる場面があった。こうした場面が訪れると全体相場の「陰の極」が近いとされたが、今日のところは下げ一巡後も様子見ムードが支配的だった。西松屋チェーン<7545>(東1)が14時過ぎに発表した2月決算と今期予想を好感して逆行高となり、夢展望<3185>(東マ)RIZAP(ライザップ)グループ<2928>(札幌A)による株式買い増しが思惑を呼び3日連続ストップ高。ロングライフホールディング<4355>(JQS)も中国の合弁会社が青島市の訪問介護事業を受託したとの発表が連日好感されて3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億6050万株(前引けは10億2991万株)、売買代金は2兆5741億円(同1兆735億円)。1部上場2012銘柄のうち、値上がり銘柄数は325(同588)銘柄、値下がり銘柄数は1620(同1313)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がりした業種は、石油・石炭、陸運、電力・ガス、パルプ・紙、にとどまった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る