【銘柄フラッシュ】石川製作所などの防衛関連株が活況高となり西松屋チェーンほか好決算銘柄も高い
- 2017/4/4 16:42
- 株式投資ニュース
4日は、日経平均が14時にかけて一時279円60銭安(1万8703円63銭)まで下押し、東証マザーズ市場は上場237銘柄のなかで値上がりしている銘柄が7銘柄にとどまる場面があったが、しまむら<8227>(東1)は3日発表した2月決算と今期見通しが好感されて2.4%高、西松屋チェーン<7545>(東1)は14時過ぎに発表した2月決算と今期予想が好感されて4.2%高、地域新聞社<2164>(東マ)も3日発表の第2四半期決算が好感されて8.3%高など、好業績の銘柄は素直に強く逆行高となった。
防衛関連株の石川製作所<6208>(東1)は北朝鮮を巡る地政学的懸念などが言われて後場一段高に進み、ストップ高の17.4%高となって東証1部の値上がり率1位。ジャステック<9717>(東1)は3日に発表した第1四半期の業績が大幅増益となったため11.4%高となり東証1部の値上がり率2位。日本フイルコン<5942>(東1)も3日に発表した第1四半期の業績が好調で通期見通しの増額もあり9.9%高となり東証1部の値上がり率3位。
日本アビオニクス<6946>(東2)は防衛関連株の一角とあって関連株人気に乗り、東証2部の値上がり率1位の6.6%高。猟銃などのミロク<7983>(東2)は第1四半期の大幅増益に加え、中学校の「武道」選択9科目の中にライフル銃のような木製の銃で打突し合う「銃剣道」(じゅうけんどう)があると伝えられたことも材料視する様子があり6.2%高。
ファイズ<9325>(東マ)は宅配便業界の「果てしなき繁忙」問題を受けて需要拡大の期待が強くストップ高の16.1%高となり上場来の高値。夢展望<3185>(東マ)はRIZAP(ライザップ)グループ<2928>(札幌A)による株式買い増しが思惑を呼び3日連続ストップ高の15.4%高。上場8日目のソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は大株主の投資会社ジャパンブリッジの動向などが思惑視されて7.0%高と上場来の高値。
フルヤ金属<7826>(JQS)は画期的触媒の開発発表などが言われてストップ高の20.1%高。ロングライフホールディング<4355>(JQS)も中国の合弁会社が青島市の訪問介護事業を受託したとの発表が連日好感されて3日連続ストップ高の19.9%高。オービス<7827>(JQS)は次世代の林業に関する補助金収入が好感されて2日連続ストップ高の16.9%高となった。(HC)