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【新規上場(IPO)銘柄】NO.1はオフィスコンサルタント事業を展開、上場を機に業容拡大に弾みつく
- 2017/4/5 06:43
- 新規上場(IPO)銘柄
NO.1<3562>(JQS)は、3月28日に東京証券取引所JASDAQに上場した。同社はオフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。オフィス環境・業務効率・経営環境をトータルでサポート。ワンストップで対応し、顧客の手間、間接経費、納期の大幅削減を可能にしている。オフィスコンサルタント事業では、OA関連商品販売(MFP、ビジネスフォン)、情報セキュリティ販売(UTM、サーバー)、経営支援サービス(Web・販促品販売、役務業務のソリューションサービス)を行っている。システムサポート事業では、システムサポート(保守・メンテナンス、ITサポート)、オフィス通販を行っている
主要取引先は、東日本電信電話、NTTビジネスソリューション、シャープビジネスソリューション、京セラドキュメントソリューションズジャパン、クレディセゾン、NTTファイナンス、オリックスなどで、情報機器などの販売、工事・保守などのパートナーとして良好な関係を築いている。主な事業拠点は、東京都千代田の本社のほか、東京支店、立川支店、埼玉支店、横浜支店、静岡支店、名古屋支店、北陸支店、大阪支店、松山支店、福岡支店で、全国展開している。
前2018年2月期業績実績は、売上高52億8000万円、営業利益1億9500万円、経常利益1億8500万円、純利益1億1500万円に着地。
前18年2月期業績予想は、売上高71億7400万円(前の期比5.6%増)、営業利益3億0300万円(同12.7%増)、経常利益2億8800万円(同37.7%増)、純利益1億6300万円(同57.4%増)を見込む。上場で得た資金は基幹システムや人材育成などに投じる計画で、配当予想は無配を予定している。
株価は、3月28日に公開価格1570円の2.2倍の3460円で初値を付け、同30日高値4135円と買われた後、モミ合っている。同社は「日本の会社を元気にする一番の力へ」という経営理念のもと、更なる業績向上と業容拡大を図っているが、上場を機に信用力や知名度が高まり業容拡大に弾みがつくとの期待感から、高人気となった。短期的に利益確定売りが先行しているが、3200円どころで下値を固めてくれば、リターンも十分予想されそうだ。(株式評論家・信濃川)