【注目銘柄】ジンズは15年の上場来高値試す、17年8月期業績・配当予想を増額修正

注目銘柄

 ジンズ<3046>(東1)に注目したい。均一料金のアイウェア(眼鏡)「ジンズ」ブランドを展開している。4月5日、17年8月期連結業績予想および期末配当予想の増額修正を発表した。株価は2月の戻り高値から反落したが、好業績を評価して15年8月の上場来高値を試す展開が期待される。

 17年8月期第2四半期累計(9月~2月)の連結業績予想は、売上高を20百万円増額して前年同期比10.7%増の238億20百万円、営業利益を4億19百万円増額して同69.9%増20億19百万円、経常利益を3億92百万円増額して同67.1%増の18億92百万円、純利益を2億94百万円増額して同95.6%増の8億94百万円とした。

 国内アイウェア事業において既存店売上が4.2%増(第1四半期4.9%増、第2四半期3.6%増)と好調に推移した。円高による売上総利益率改善も寄与して増益幅が拡大する見込みとなった。

 17年8月期通期の連結業績予想については、売上高を据え置いて16年8月期比10.4%増の510億円、営業利益を4億20百万円増額して同41.7%増の52億20百万円、経常利益を3億90百万円増額して同35.7%増の48億90百万円、そして純利益を2億90百万円増額して同46.0%増の28億90百万円とした。

 通期予想は第2四半期累計の増額分を上乗せした形であり、再増額余地がありそうだ。配当予想は期末3円増額して年間36円(期末一括)とした。16年8月期との比較では11円増配となる。

 なお4月5日発表した月次売上状況(速報)によると、17年3月度は全店売上が5.1%増、既存店売上が0.9%増となり、16年9月~17年3月累計では全店売上が9.0%増、既存店売上が3.7%増と好調に推移している。

 株価は2月の戻り高値6180円から反落したが、週足チャートで見ると26週移動平均線が接近して自律調整一巡感を強めている。好業績を評価して15年8月の上場来高値6460円を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る