【材料でみる株価】ゼネラル・オイスターは17年3月既存店売上は前年比プラス、売り一巡して動意の可能性

 ゼネラル・オイスター<3224>(東マ)は、カキの直営レストランを全国展開している。4月5日発表した17年3月既存店売上は前年比プラスだった。株価は17年3月期業績予想の減額修正を嫌気して上場来安値圏だが、売り一巡して動意の可能性がありそうだ。

 4月5日発表した月次売上によると、17年3月は全店売上1.6%減、既存店売上1.8%増となった。既存店は客単価が3.8%下落したが、客数が5.9%増加した。18年3月期4月度から月次営業報告を開始することにしており、参考のため17年3月期3月度の営業報告を開示した。

 17年3月期連結業績予想は2月14日に減額修正し、16年3月期に比べて赤字が拡大する見込みとなった。宮城県の全海域からノロウイルスが検出されたことに伴う牡蠣出荷停止等に関する報道も影響して、第3四半期に客数が激減し、売上高が計画を下回った。また不採算店舗閉鎖損失を計上することも影響する。

 なお17年3月期第3四半期累計決算において、継続企業の前提に疑義注記が付されている。ただし牡蠣出荷停止等に関する報道の影響が一時的にとどまれば、18年3月期は不採算店舗閉鎖による効果も寄与して収益改善が期待される。

 株価は17年3月期業績予想減額修正を嫌気して2月14日の戻り高値1990円から2月16日の上場来安値1361円まで急落した。その後一旦は1500円近辺まで反発したが、3月期末の株主優待権利落ちも影響して上場来安値圏だ。ただし売り一巡し、1

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る