大阪有機化学工業は第1四半期が大幅増益と好調であったころから、第2四半期、通期、配当の上方修正を発表

■第1四半期は3事業共に大幅増益

 大阪有機化学工業<4187>(東1)は7日、第1四半期が大幅増益と好調であったころから、第2四半期、通期、配当の上方修正を発表した。

 今18年11月期第1四半期連結業績は、売上高61億47百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益7億60百万円(同93.0%増)、経常利益8億18百万円(同90.7%増)、純利益6億11百万円(同28.3%増)と増収大幅増益であった。

 同社は、15年11月期よりスタートした10ヶ年の中長期経営計画「NextStage 10」の目標達成に向けて、各種施策に取り組んでいる。まず、安定基盤事業である化成品事業では、主力のアクリル酸エステルの収益性アップと海外拡販に注力している。先端材料事業である電子材料事業は、主力製品のシェア拡大と次世代表示材料の開発に努めている。また、機能化学品事業では、新規分野の開拓と海外拡販の強化とともに、既存製品の合理化と拡販による採算性の改善を進めている。

 この様な取り組みの結果、化成品事業では、売上高25億45百万円(同1.8%減)、セグメント利益2億1千万円(同115.7%増)と減収ながら大幅増益となった。
 電子材料事業では、売上高22億38百万円(同31.6%増)、セグメント利益4億07百万円(同105.7%増)と大幅増収増益。
 機能化学品事業は、売上高14億04百万円(同1.5%増)、セグメント利益1億35百万円(同34.2%増)であった。

 第1四半期が好調に推移していることから、第2四半期・通期業績予想の上方修正となった。

 通期連結業績予想の売上高は、前回予想を5億63百万円上回る248億57百万円(予想比2.3%増)、営業利益は4億56百万円上回る26億22百万円(同21.1%増)、経常利益は4億59百万円上回る27億93百万円(同19.7%増)、純利益は3億60百万円上回る19億81百万円(同22.2%増)を見込む。

 配当に関しては、第2四半期末配当を当初9円としていたが、5円増配の14円とする。年間配当は、期末の11円を加え25円となる。

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