上場3日目のテモナは高値更新、比較対象銘柄Hameeの好業績も好感

株式市場 IPO 鐘

■大幅増益の見込みで当面はPERよりも株価の「大台」が意識される様子

 東証マザーズに6日上場したテモナ<3985>(東マ・売買単位100株)は10日、取引開始後に8800円(1000円高)まで上げて高値を更新した。初値が公開価格(2550円)の3.2倍の8050円となり人気の強さを示したほか、比較対象銘柄のひとつとされるHamee(ハミィ)<3134>(東1)が7日の取引終了後に増配を発表したため連想買いが入ったとの見方も出ている。

 ソフトウェア開発やネット広告の企画販売、電子商取引(EC)関連の付帯サービスなどを行い、EC支援サービスサイト「たまごリピート」などを運営。業績は大幅拡大が続く見通しで、会社発表の今期・2017年9月期の業績見通し(非連結)は、売上高が前期比32.2%増の10億3900万円、営業利益は同47.9%増の1億9000万円、純利益は同58.2%増の1億3700万円、1株利益は119円29銭。PERは70倍を超えるが、このところの上場ラッシュの中でも好人気銘柄のため、当面はPERよりも9000円、1万円といった「大台」が意識される銘柄との見方がある。

 また、Hameeも今4月期の業績見通しを3月に増額修正し、売上高を前期比22%の増加、純利益は同じく2.1倍の見込みとするなど大幅増益の見通しとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る