【業績でみる株価】大阪有機化学工業は17年11月期第1四半期大幅増益で通期業績・配当予想を増額修正

業績でみる株価

 大阪有機化学工業<4187>(東1)は10日、150円高(17.44%高)の1010円とストップ高している。アクリル酸エステルなどに強みを持ち、電子材料も展開する独立系の化学メーカーである。4月7日発表した17年11月期第1四半期連結業績は大幅増益だった。そして通期業績予想と配当予想を増額修正した。通期予想には再増額余地がありそうだ。

 株価は16年12月高値1154円から反落し、地合い悪化も影響して水準を切り下げ、900円近辺でモミ合う形だった。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込む動きから増額修正を好感して反発展開が期待される。

 17年11月期第1四半期(12月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.0%増の61億47百万円、営業利益が同93.0%増の7億60百万円、経常利益が同90.7%増の8億18百万円、純利益が同28.3%増の6億11百万円だった。

 化成品事業は1.8%減収だが、原価低減効果で2.2倍増益だった。電子材料事業が半導体・液晶関連の好調で31.6%増収、2.1倍増益と大幅伸長した。機能化学品事業は1.5%増収にとどまったが、プロダクトミックス改善で34.2%増益だった。

 そして17年11月期通期連結業績予想を増額修正した。売上高は5億63百万円増額して16年11月期比5.4%増の248億57百万円、営業利益は4億56百万円増額して同7.4%増の26億22百万円、経常利益は4億59百万円増額して同7.6%増の27億93百万円、純利益は3億60百万円増額して同3.1%減の19億81百万円とした。電子材料事業が想定以上に好調だ。

 修正後の通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.7%、営業利益が29.0%、経常利益が29.3%、純利益が30.8%と高水準である。通期の増額は実質的に第2四半期累計の増額分を上乗せしただけであり、通期予想には再増額余地がありそうだ。

 また配当予想は第2四半期末を5円増額し、年間ベースでは前回予想の20円から今回予想の25円(第2四半期末14円、期末11円)に増額修正し、16年11月期の年間25円(第2四半期末12円、期末13円)と同額とした。(MM)

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