【株式市場】円安をひとまず好感し日経平均は一時186円高となり好業績株が強い

株式

◆日経平均の前引けは1万8786円72銭(122円09銭高)、TOPIXは1498.00ポイント(8.23ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億1917万株

チャート4 10日(月)前場の東京株式市場は、米空母の北朝鮮けん制報道を受けて石川製作所<6208>(東1)などの防衛関連株が軒並み高となった一方、円相場が1ドル111円台に入り、前週末の同110円台から円安進行となったため自動車株や鉄鋼株も強くなり、日経平均は135円高で始まった後10時にかけて186円17銭高(1万8850円80銭)まで上げた。「必ずしも好ましい円安ではない」(市場関係者)との見方もあったが、前引けは122円09銭高(1万8786円72銭)となった。主な株価指数の中では東証2部指数が安い。

 円安恩恵銘柄の中ではファナック<6954>(東1)が軟調など、必ずしも円安が全面歓迎される展開にはならなかったが、株価指数先物が強く全体を吊り上げたとの見方があった。ペプチドリーム<4587>(東1)が米社との共同研究契約を材料にストップ高買い気配となり、サイバーステップ<3810>(東マ)も業績予想の大幅増額が好感されてストップ高買い気配。ブロッコリー<2706>(JQS)は2月決算で示した今期見通しなどが好感されて急伸。

2009年以来約8年ぶりに再上場のウェーブロックホールディングス<7940>(東2・売買単位100株)は9時6分に公開価格750円を小幅下回る721円で売買が成立し、その後743円まで上げて売買をこなし、前引けは708円。

 東証1部の出来高概算は9億1917万株、売買代金は9745億円。1部上場2013銘柄のうち、値上がり銘柄数は1

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る