【株式市場】米空母艦隊と北朝鮮の動向など気にするが円安をひとまず好感し日経平均は2日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万8797円88銭(133円25銭高)、TOPIXは1499.65ポイント(9.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億3234万株

チャート4 10日後場の東京株式市場は、引き続き米空母艦隊の北朝鮮けん制の動きや同国の動向などに不透明感があったが、為替は円安傾向を続けたためトヨタ自動車<7203>(東1)などが堅調に推移し、日経平均は135円高(1万8800円)前後で強もみ合いを続けた。2日続伸。主な株価指数は、前引けに続き東証2部指数を除き高い。

 大阪有機化学工業<4187>(東1)が業績予想の増額を材料に後場もストップ高を続け、オンワードホールディングス<8016>(東1)は今期の大幅増益見通しと自社株買いが好感されて活況高。防衛関連株の日本アビオニクス<6946>(東2)が一段高。3月下旬に上場したティーケーピー(TKP)<3479>(東マ)は東京都のホテル運営受託開始などが好感されて出直りを強め、初穂商事<7425>(JQS)は名古屋城天守閣の木造化計画に期待する動きとされて出直り拡大。

 2009年以来約8年ぶりに再上場のウェーブロックホールディングス<7940>(東2・売買単位100株)は9時6分に公開価格750円を小幅下回る721円で売買が成立し、高値は初値がついたあとの743円、大引けは693円。

 東証1部の出来高概算は17億3234万株(前引けは9億1917万株)、売買代金は1兆9299億円(同9745億円)。1部上場2013銘柄のうち、値上がり銘柄数は1405(同1407)銘柄、値下がり銘柄数は504(同502)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、銀行、非鉄金属、その他金融、金属製品、保険、機械、輸送用機器、パルプ・紙、石油・石炭、などだった。(HC)

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