【業績でみる株価】ライクは17年5月期第3四半期累計が大幅営業増益で通期予想は増額の可能性
- 2017/4/11 11:04
- 業績でみる株価
ライク<2462>(東1)(旧ジェイコムホールディングスが16年12月商号変更)は、人材サービス、子育て支援サービス、介護関連サービスを展開している。4月10日発表した17年5月期第3四半期累計の連結業績は大幅営業増益だった。通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は06年来の高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
17年5月期第3四半期累計(6月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比33.9%増の291億17百万円で、営業利益が同94.9%増の15億11百万円、経常利益が同77.9%増の16億64百万円、純利益が同66.0%減の5億41百万円だった。
総合人材サービス事業が22.1%増収、24.8%増益と牽引し、子育て支援サービスのサクセスホールディングスの連結化、介護関連サービスの損益改善も寄与して大幅増収・営業増益・経常増益だった。純利益は前期計上の特別利益(サクセスホールディングス公開買い付けに伴う段階取得に係る差益12億30百万円)が一巡して減益だった。
17年5月期通期連結業績予想は売上高が16年5月期比20.3%増の383億円、営業利益が同39.4%増の16億円、経常利益が同31.6%増の22億円、純利益が同51.9%減の9億円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.0%、営業利益が94.4%、経常利益が75.6%、純利益が60.1%と順調である。通期予想は増額の可能性がありそうだ。
株価は16年4月2870円を突破して3月30日の2961円まで上伸した。06年来の高値圏だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。05年12月の上場来高値3700円が視野に入りそうだ。(MM)