【株式市場】引き続き米国と北朝鮮との緊張関係が手控え要因になり防災・防衛関連株などを買う

株式

◆日経平均の終値は1万8552円61銭(195円26銭安)、TOPIXは1479.54ポイント(15.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億2407万株

チャート14 12日後場の東京株式市場は、引き続き米国と北朝鮮との緊張関係が手控え要因になり、防衛産業株の石川製作所<6208>(東1)が14時前から一段高のストップ高など、関連株の活況が続いた。半面、要人奪取などの米軍特殊部隊を支援する軍艦が沖縄・那覇港に一時寄港していたとの時事通信報道もあり、株価指数の先物はヘッジ売りに押される展開とされ、日経平均は190円安の1万8550円どころを上値に一進一退。2日続落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均などもそろって安い。

 防災関連株の帝国繊維<3302>(東1)も一段ジリ高となった。イズミ<8273>(東1)は好決算と自社株消却などが好感されて急伸。ALBERT(アルベルト)<3906>(東マ)はAI(人工知能)・ディープラーニングによるロゴマークなどの検索システム発表が言われて急反発。防毒マスクなどの重松製作所<7980>(JQS)はストップ高。

 12日新規上場のLIXILビバ<3564>(東1・売買単位100株)は9時9分に公開価格を103円(5%)下回る1947円で初値がつき、高値は後場の2075円、終値は2055円となった。

 東証1部の出来高概算は19億2407万株(前引けは10億2186万株)、売買代金は2兆2136億円(同1兆571億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は221(同151)銘柄、値下がり銘柄数は1722(同1817)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値上がりした業種は、水産・農林、建設、陸運、だった。(HC)

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