【銘柄フラッシュ】石川製作所などの防衛・防災関連株が連日急伸し新規上場のLIXILビバは後場公開価格を回復
- 2017/4/12 17:05
- 株式投資ニュース
12日は、引き続き米国と北朝鮮との緊張関係が手控え要因になり、全体相場は続落模様となる中で、防衛産業関連株が活況高。機雷・爆雷などの石川製作所<6208>(東1)は14時前から一段高となり、大引けはストップ高の26.2%高で東証1部の値上がり率1位。銃火器などの豊和工業<6203>(東1)も後場一段高のストップ高は19.0%高となり東証1部の値上がり率2位。兵器関連部品や機材も扱う極東貿易<8093>(東1)も後場一段高の18.0%高となり東証1部の値上がり率3位。
12日新規上場のLIXILビバ<3564>(東1・売買単位100株)は9時9分に公開価格を103円(5%)下回る1947円で初値がつき、高値は後場の2075円、終値は2055円となり公開価格を回復した。
日本無線<6751>(東1)は防災関連とされて9.4%高、同じく帝国繊維<3302>(東1)は10.1%高。一方、イズミ<8273>(東1)は2月決算が好調で自己株式の消却も好感されて11.1%高の急伸。
北日本紡績<3409>(東2)は筆頭株主が石川製作所ということで思惑が膨れたようで23.3%高。アゼアス<3161>(東2)は化学兵器用防護服が言われて16.7%高。伊勢化学工業<4107>(東2)は「核」の被害を想定する向きまで現れたと注目されて2.0%高だが出直りを拡大。一方、スリーエフ<7544>(東2)は13時にローソン<2651>(東1)との事業統合契約などを発表してから急伸を開始しストップ高の25.7%高。
トレンダーズ<6069>(東マ)は著名ネット投資家とされる片山晃氏の大量保有が話題視され17.5%高の急伸。ALBERT(アルベルト)<3906>(東マ)はAI(人工知能)・ディープラーニングによるロゴマークなどの検索システム発表が言われて6.5%高の急反発。
細谷火工<4274>(JQS)は照明弾や発炎筒の大手とされて5日連続ストップ高の27.9%高。防毒マスクなどの興研<7963>(JQS)は20.7%高、重松製作所<7980>(JQS)はストップ高の18.3%高となった。(HC)