ユーシンの今17年12月期第1四半期は大幅増益

■自動車部門は減収ながら大幅増益、産業機械部門は2ケタ増収増益

 ユーシン<6985>(東1)の今17年12月期第1四半期連結は、UAM事業について、前年度のような品質不具合等に起因する特損計上がなかったことから大幅増益となった。

 第1四半期連結業績は、売上高383億21百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益9億46百万円(同95.0%増)、経常利益7億02百万円(前年同期△5憶71百万円)、純利益1億44百万円(同△18億96百万円)であった。

 前期は、連結子会社であるU-Shin Slovakia s.r.o.が納入した部品に関して自動車メーカーが不具合対応を行うことになったため、当該部品についての点検及び交換等に要する費用見込額9億23百万円を引き当て、特別損失に計上した。

 今期は、前年度のような品質不具合等に起因する特殊要因がなかったことに加え、農機向けが好調に推移したこと、販管費の減少(のれん 償却費、役員報酬等)したことで大幅増益となった。

 自動車部門は、売上高322億76百万円(前年同四半期比2.1%減)、営業利益9億11百万円(同57.6%増)と減収ながら大幅増益。

 産業機械部門は、売上高54億45百万円(同14.6%増)、営業利益6億60百万円(同17.6%増)と2ケタ増収増益。農機関係が国内向け中国・北米等の海外向けとも好調に推移した。

 住宅機器部門は、売上高5億99百万円(同0.4%減)、営業利益20百万円(同42.4%減)であった。

 今17年12月期通期連結業績予想は、売上高1544億円、営業利益49億10百万円、経常利益36億40百万円、純利益38億70百万円を見込む。なお、決算期変更に伴い、今通期は13か月決算となるため、増減率は記載していない。

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