【株式市場】北朝鮮情勢が悪化せず先物を買い戻す動きが出て日経平均は5日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は1万8355円26銭(19円63銭高)、TOPIXは1465.69ポイント(6.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億5429万株

◆東証2部指数は10日ぶりに反発し日経JASDAQ平均は5日ぶりに反発

 17日後場の東京株式市場は、韓国に到着した米ペンス副大統領が北朝鮮との軍事境界線を視察した事を除くと特段、軍事緊張につながるニュースが伝わらなかった。このため、株価指数の先物を買い戻す動きが強まったようで、日経平均は取引開始後ほどなく堅調転換し、13時30分頃に25円81銭高(1万8361円44銭)まで上げた。大引けも堅調で5日ぶりに反発した。東証2部指数は10日ぶりに反発し、マザーズ指数は2日ぶりに反発、日経JASDAQ平均は5日ぶりに反発した。

 後場は、三井不動産<8801>(東1)などが不動産経済研究所による首都圏マンション動向の発表を材料に一段ジリ高となり、乃村工藝社<9716>(東1)は13日決算発表などを手掛かりに一段高。ペプチドリーム<4587>(東1)は引き続き米社との共同研究などが期待されて連日高値。プラザクリエイト<7502>(JQS)は世界で始めてセルフでの写真印画紙プリントを実現した「ファースト ラボ」が注目されてストップ高。ベイカレントコンサルティング<6532>(東マ)は14日発表の決算好調でストップ高。

 東証1部の出来高概算は少なめで14億5429万株(前引けは7億2378万株)、売買代金は1兆6337億円(同7717億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1395(同1115)銘柄、値下がり銘柄数は511(同772)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、不動産、その他製品、食料品、サービス、陸運、小売り、医薬品、水産・農林、その他金融、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る