【話題】夢の街創造委員会:朝日新聞ASA販売所との提携などに注目集まり上場来の高値

■業績は最高益を連続更新する見込みのため買い安心感が

 夢の街創造委員会<2484>(JQS)は20日、再び上値を追う相場になり、取引開始後に11%高の1017円(97円高)をつけて株式分割など調整後の上場来高値を更新した。飲食店のデリバリー(出前配達)情報サイト「出前館」の運営などを行い、業績は連続で最高益を更新する見込み。このところは、朝日新聞社と同社取引先の新聞販売店「ASA」(朝日新聞販売所)との配達代行事業をスタートしたことなどが期待材料視されている。

 同社は2016年8月、デリバリー機能を持たない店舗のためにデリバリー導入サポートと配達代行サービスを行う「配達代行モデル」を開始した。同年12月には朝日新聞社とその新聞販売店「ASA」と業務提携。協業第1号として、まず「ASA相模原みなみ」(神奈川県相模原市)を介して、周辺地域で「出前館」に加盟する22店舗の食事が利用者の元へ届けられている。発表によると、「内訳としては、ローストビーフ丼やすた丼を始めとする人気の丼物や、カレー、中華、洋食、弁当といった豊富なジャンルとなっており、売上も順調に伸びてきている」という。
 
 3月30日に発表した第2四半期の連結決算(2016年9月~17年2月)は売上高が前年同期比26%増加するなど好調で、8月通期の見通しを全体に増額修正した。増額後の8月通期の見通しは、売上高が前期比20%増の50億円、純利益が同29%増の4.5億円、予想1株利益は11円15銭。本日の株価水準はPER90倍に乗るが、「業績推移、株価推移ともに勢いが感じられる」(市場関係者)との見方があり、PERの高さは期待の現われと見ることができそうだ。(HC)

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