アーレスティは17年3月期通期業績予想と配当の上方修正を発表

■16年3月期比では減収ながら大幅増益を見込む

 ダイカスト大手のアーレスティ<5852>(東1)は25日、17年3月期通期業績予想と配当の上方修正を発表した。

 修正の理由として、同社では、売上高については、地金市況影響、為替影響等による増減の地域差はあるものの、全体としては前回予想より増加する見通しであり、利益についても、増収効果、原価低減効果、為替影響等により前回予想より増加する見通しとしている。

 17年3月期通期連結業績予想は、売上高は前回予想を22億円上回る1366億円(増減率1.6%増)、営業利益は8億円上回る68億円(同13.3%増)、経常利益は9億円上回る61億円(同17.3%増)、純利益は11億50百万円上回る49億円(同30.7%増)を見込んでいる。

 16年3月期比では、売上高5.4%減、営業利益26.3%増、経常利益49.6%増、純利益60.0%増と減収ながら大幅増益を見込む。

 業績が好調であることから、期末配当についても前回の8円から12円へ上方修正した。第2四半期の8円と合わせると年間配当20円となることから、6円の増配予想となる。

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