文教堂グループHD急伸、芥川賞作家・又吉直樹さんの第2作「劇場」に期待の見方

株式市場 銘柄

■業績見通しを4月中旬に減額修正したが株価は底堅い

 書店チェーンの大手・文教堂グループホールディングス<9978>(JQS)は28日、8%高の496円(37円高)まで上げて3月22日以来の年初来高値更新となり、11時を回っても5%高の483円(24円高)前後で推移。芥川賞作家でお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの受賞後第2作「劇場」の単行本が5月11日に発売されると伝えられており、人気化を先取ってゴールデンウイーク前に仕込む動きが活発化したとの見方が出ている。

 同社株は、日本人作家がノーベル賞候補に挙がった時などに急伸してきた。2017年8月期の業績見通しを4月12日に全体に減額修正したが、株価は横ばい圏で小動きのまま影響薄だった。このため、当面の業績動向は織り込まれたとの見方がある。(HC)

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