アイビーシーの第2四半期は先行投資により減益だがライセンス販売・サービス提供など好調で大幅増収

■ライセンス販売では新規大型案件の複数受注に成功

 アイビーシー<3920>(東1)は28日、17年9月期第2四半期累計の非連結業績を発表した。

 同社は4月27日に17年9月期第2四半期累計の非連結業績を上方修正しており、売上高が前年同期比31.1%増の6億38百万円、営業利益が同29.0%減の84百万円、経常利益が同43.8%減の66百万円、四半期純利益が同38.9%減の42百万円だった。人件費など事業拡大に向けた先行投資により減益となった。

 事業の内訳を見ると、ライセンス販売では、引き続きパートナー企業との連携強化による公共・文教分野の開拓を行い。また、直接販売を中心とした新規大型案件の複数受注に成功すると共に、中小規模案件や更新案件の着実な積み上げを推進した。サービス提供では、ライセンス販売の受注数が増加し、また、案件規模の拡大に伴う構築・運用サポートの増加や、他社製品販売及びネットワーク構築に関する技術支援の増加などにより、好調に推移した。ライセンス販売では売上高4億6百万円(前年同期比6.2%増)、サービス提供では売上高1億4百万円(同63.9%増)、また、その他物販では売上高1億26百万円(同3.2倍)だった。

 今期(17年9月期)通期の非連結業績予想は前回予想(11月14日公表)を据え置いて、売上高が前期(16年9月期)比14.4%増の13億05百万円、営業利益が同19.1%減の2億36百万円、経常利益が同37.0%減の2億10百万円、純利益が同35.4%減の1億26百万円としている。中期成長に向けた先行投資で減益予想だが、2桁増収基調を見込む。

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