高島屋が2ヵ月ぶりに年初来の高値、月次動向が好感され先行高

高島屋

■百貨店銘柄の中で唯一高値に進み値動きの強さが目立つ

 高島屋<8233>(東1)は2日、再び上値を追う展開になり、10時にかけて1053円(21円高)まで上げて2月22日以来約2ヵ月ぶりに年初来の高値を更新した。1日の取引終了後に4月の月次動向「2017年4月度髙島屋店頭売上速報」を発表し、国内百貨店子会社を含む17店舗の売上高が前年同月比2.9%増加して2ヵ月連続増加したこと、免税売上高は同37.3%増加したことが好感されている。

 2日は、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)、大丸・松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東1)なども4月の売り上げ速報を発表し、両銘柄とも高い。しかし、年初来の高値は高島屋のみにとどまっている。同業・類似銘柄が同じような値動きをする場合、先行高する銘柄が一段と人気化するケースと、ほかの銘柄が出遅れ修正高を強めるケースがあり、月次動向を見る限りでは高島屋の先行逃げ切り型との見方がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る