ペプチドリームが一部レポートに反論を発表し急反発

株式市場 銘柄

■一時は開発中止かとされたが誤解は解けたとの見方

 ペプチドリーム<4587>(東1)は8日、急反発の始まりとなり、取引開始後に9%高の6320円(550円高)をつけて東証1部銘柄の値上がり率10位前後に顔を出している。今朝、5月8日付けで、「当社研究開発プロジェクトに係る不明確な情報について(社長コメント)」を発表。同社の研究の一部に対する誤解が解けたとの見方が出ている。

 発表によると、「先週、一部の証券会社のアナリストレポートにおいて、当社の共同研究開発先である米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のホームページ上の開発パイプラインから第1相臨床試験の開発品(Compound Name:PD-L1 Inhibitor、Compound Type:Millamolecule、 Disease Area:Immunoscience)が削除されたことをもって、当社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトのされた、又は「少なくとも、開発優先順位は低下した」とするレポートがなされたこと」に対し、(1)「開発品は、当社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトではない、(2)開発を中止・解除する場合は、事前に当社に対して通知する旨の契約がBMS社との間で締結されており、当社が認知しない状況でプロジェクトの開発が中止されることはない、などとした。

 同社株は4月10日に米社との共同研究開発契約などが好感されてストップ高となり、以後、4月20日の6940円まで約32%(約1700円)急騰した。テクニカル的には、直近の下げがこの急騰幅の3分の2前後で止まる形になったため、傾向的な上げ潮トレンドに亀裂は入っていないと見ることができるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る