【株式市場】フランス大統領選など受けて円安進み日経平均は2015年以来の高値を更新

株式

◆日経平均の前引けは1万9795円19銭(349円49銭高)、TOPIXは1579.11ポイント(28.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億8206万株

チャート11 8日(月)前場の東京株式市場は、円相場がフランス大統領選の決選投票でEU維持派のマクロン氏が当選したことによるユーロ買いや、米国の雇用統計や議会動向を受けたドル買いによって円安進行となり、日経平均は263円31銭高(1万9709円01銭)で始まり、取引開始から2017年3月2日につけた2015年12月以来の高値をほぼ2ヵ月ぶりに更新した。その後もジリ高となり、前引け間際には358円50銭高(1万9804円20銭)まで上げた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって高い。

 ソニー<6758>(東1)が2008年以来の高値をほぼ2年ぶりに更新したほか、三井不動産<8801>(東1)などの内需関連株も強く、資源関連株も高い。タカトリ<6338>(東2)は第2四半期の業績見通し増額などが好感されて大幅続伸。プラッツ<7813>(東マ)は第3四半期決算の大幅増益などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億8206万株、売買代金は1兆6293億円。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1835銘柄、値下がり銘柄数は128銘柄となった。(HC)

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