【注目銘柄】アークランドサービスホールディングスは好業績評価して上場来高値更新、17年12月期第1四半期大幅増収増益

注目銘柄

 アークランドサービスホールディングス<3085>(東1)に注目したい。カツ丼専門店「かつや」を主力として、複数業態の飲食店を直営とFCでチェーン展開している。17年12月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期会社予想に増額余地がありそうだ。株価は好業績を評価して上場来高値を更新した。上げ足を速める可能性がありそうだ。

 4月28日発表の17年12月期第1四半期(1月~3月)連結業績は、売上高が前年同期比12.0%増の62億23百万円、営業利益が同23.2%増の10億07百万円、経常利益が同26.3%増の10億35百万円、純利益が同39.1%増の6億56百万円だった。

 かつやの既存店売上は直営店が98.7%、FC店が99.1%だったが、かつやの新規出店7店舗(純増)などで大幅増収となり、出店費や人件費の増加を吸収して大幅増益だった。第1四半期期末の店舗数は「かつや」が381店舗、その他業態が51店舗となった。

 17年12月期通期連結業績予想は、売上高が16年12月期比11.7%増の260億円、営業利益が同11.9%増の37億50百万円、経常利益が同10.0%増の38億円、純利益が同6.3%増の22億円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.9%、営業利益が26.9%、経常利益が27.2%、純利益が29.8%と順調である。5月2日発表の17年4月度月次売上速報によると、かつや直営店は全店107.7%、既存店100.4%と順調である。通期ベースでも好業績が期待され、会社予想に増額余地がありそうだ。

 株価は5月9日に3565円まで上伸し、16年6月3550円を突破して上場来高値更新の展開となった。週足チャートで見ると2800円~3200円近辺のボックスレンジから上放れの形となり、13週移動平均線と26週移動平均線がいずれも上向きに転じた。上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る