石光商事がストップ高、決算好調で約9年ぶりの高値に進む

株式市場 銘柄

■今期も営業利益の連続拡大と純利益の倍返し的な大幅増益を予想

 コーヒー豆輸入の先駆商社・石光商事<2750>(JQS)は11日、取引開始後にストップ高の441円(80円高)をつけ、そのまま10時にかけても買い気配となっている。2008年以来約9年ぶりの高値に進み、22%高でJASDAQ銘柄の値上がり率トップとなった。

 10日の取引終了後に2017年3月期の連結決算を発表し、売上高は前期比4%減少したが、営業利益は同じく87%増加し、今期・18年3月期の見通しも38%増加としたことなどが好感されている。純利益は前期の49%減から今期は2.3倍になる見込みとし、倍返し的な大幅増益を計画する。予想1株利益は58円38銭。株価は割安感の拡大などによって上値余地が大きく開けたとの見方があり、値幅狙いの短期資金を巻き込む相場を期待する様子がある。(HC)

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