【業績でみる株価】JAC Recruitmentは自律調整一巡して上値試す、17年12月期第1四半期2桁増収増益

 人材紹介の準大手であるJAC Recruitment(ジェイエイシーリクルートメント)<2124>(東1)<2124>(東1)は、17年12月期第1四半期は2桁増収増益となり、通期も増収増益予想である。高水準の企業の求人意欲を背景として収益拡大基調だ。株価は4月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 4月28日発表した17年12月期第1四半期(1月~3月)の連結業績は、売上高が前年同期比17.0%増の38億31百万円となり、営業利益が同17.8%増の13億97百万円、経常利益が同17.8%増の13億98百万円、純利益が同22.1%増の9億76百万円だった。

 人材紹介事業がほぼ計画水準で推移した。企業の求人意欲が高水準で、人材紹介事業における採用決定人数が高水準で推移している。

 17年12月期通期の連結業績予想は、売上高が16年12月期比18.6%増の164億09百万円、営業利益が同6.5%増の50億32百万円、経常利益が同6.4%増の50億33百万円、純利益が同8.4%増の35億44百万円としている。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.3%、営業利益が27.8%、経常利益が27.8%、純利益が27.5%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は4月5日の上場来高値1951円から反落して1700円近辺でモミ合う形だ。ただし週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって切り返しの動きを強めている。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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