【業績でみる株価】レーザーテックは17年6月期増額して増益・増配予想、自律調整一巡して上値試す

業績でみる株価

 半導体マスクブランクス欠陥検査装置を主力としているレーザーテック<6920>(東1)は、17年6月期第3四半期累計が大幅増益となり、通期利益予想と配当予想を増額修正している。高水準の半導体設備投資を背景に18年6月期も収益拡大基調だろう。株価は自律調整が一巡し、収益拡大基調を再評価して3月高値を試す展開が期待される。

 4月28日発表した17年6月期第3四半期累計(7月~3月)の連結業績は、売上高が前年同期比11.9%増の118億13百万円で、営業利益が同60.3%増の37億68百万円、経常利益が同59.5%増の37億80百万円、純利益が同59.0%増の26億68百万円だった。

 メモリーメーカーの3D-NAND向け設備投資が活発に推移し、FPD分野でもパネル大型化や有機ELへの設備投資が継続した。利益面ではプロダクトミックス改善も寄与して大幅増益だった。

 通期連結業績予想は4月28日に利益を増額修正した。売上高は据え置いて16年6月期比8.6%増の166億円、営業利益を3億円増額して同2.8%増の45億50百万円、経常利益を4億円増額して同1.6%増の46億50百万円、純利益を3億増額して同2.2%増の33億円とした。プロダクトミックス改善が寄与して減益予想から増益予想に転じた。

 配当予想も4月28日に期末2円増額して年間26円(期末一括)とした。17年4月1日付株式2分割を考慮して16年6月期の年間51円を25円50銭に換算すると50銭増配となる。

 なお3月21日には、次世代マスクブランクス欠陥検査・レビュー装置の大口受注(約40億円、19年6月期以降の売上計上予定)を発表している。高水準の半導体・FPD設備投資を背景に18年6月期も収益拡大基調だろう。

 株価は3月高値1597円から反落したが、直近安値圏1300円近辺から切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、収益拡大基調を再評価して3月高値を試す展開が期待される。(MM)

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