【株式市場】1ドル114円台の円安など好感され好業績株も強く日経平均は2日続けて高値を更新

株式

◆日経平均の終値は1万9961円55銭(61円46銭高)、TOPIXは1586.86ポイント(1.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億9202万株

チャート11 11日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル114円台で定着したため買い安心感があり、日経225先物が2日続けて一時2万円の大台に乗る場面があった。前場はほとんど安かったトヨタ自動車<7203>(東1)も13時30分頃から堅調転換。日経平均は14時にかけて一時89円85銭高(1万9989円)まで上げて2015年12月以来の高値を2日連続更新した。主な株価指数の中では東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均が安い。

 三井金属<5706>(東1)が円安進行への期待などから前後場とも本日の高値圏で強く、亀田製菓<2220>(東1)は13時30分に前3月期決算を発表し、株価は直後から急伸。PALTEK<7587>(東2)は9日発表の四半期業績が好感されて3日続伸し連日高値。4月下旬に上場したばかりのアセンティック<3565>(東マ)は「仮想デスクトップ」を評価とされて上場来の高値。曽田香料<4965>(JQS)は10日発表の決算などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億9202万株(前引けは10億8521万株)、売買代金は2兆7932億円(同1兆2636億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は979(同830)銘柄、値下がり銘柄数は877(同1007)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、銀行、情報・通信、ゴム製品、空運、科学、食料品、輸送用機器、鉱業、その他製品、倉庫・運輸、などとなった。(HC)

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