アーバネットコーポレーションの第3四半期は2ケタ増収大幅増益

■東京の単身世帯の増加による物件の供給不足もあり、販売価格は高値圏で推移

 投資用ワンルームマンションのアーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の第3四半期業績は、東京の人口が増え続けていることに加え、単身世帯の増加による物件の供給不足もあり、販売価格は高値圏で推移していることから、2ケタ増収大幅増益となった。

 17年6月期第3四半期連結業績は、売上高127億68百万円(前年同期比15.4%増)、営業利益19億14百万円(同77.5%増)、経常利益17億27百万円(同103.1%増)、純利益11億79百万円(同112.9%増)であった。

 第3四半期累計期間では、前期からの継続物件1棟を含む自社開発物件の投資用ワンルームマンション11棟377戸(店舗1戸を含む)を販売し、そのうち4棟が一括販売であった。このほか、用地転売1物件及び買取再販物件4戸を売上計上した。

 依然として、投資用ワンルームマンションの需要は高いことから、販売は順調に推移している。そのため、業績は好調で、配当についても年20円と4円の増配予想となっている。配当利回りは、4.62%と高利回りといえる。

 ちなみに、今期17年6月期通期連結業績予想は、売上高177億30百万円(前期比0.1%増)、営業利益23億50百万円(同17.2%増)、経常利益20億70百万円(同20.3%増)、純利益14億円(同22.9%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る