セレスの第1四半期はスマートフォン端末の普及が継続的に上昇していることもあり増収増益

■中期的にはスマートフォン端末と自社ポイントサイトを活用したO2Oビジネスへ進出することで、事業拡大を図る

 スマ-トフォン向けポイントサイトを運営するセレス<3696>(東マ)の17年12月期第1四半期業績は、携帯電話市場でのスマートフォン端末の普及が8割を超え、継続的に上昇していることもあり、増収増益であった。

 同社は、スマートフォン端末をメインデバイスとし、現金や電子マネー等に交換可能なポイントを付与するポイントサイトを複数運営している。ポイントサイトにおいては、会員の拡大や掲載広告数の増加に向け各種施策の実行や積極的な営業活動を展開した。また、ポイントサイト運営で培った強みを生かした成功報酬型広告ビジネスモデルとして、採用課金型アルバイト求人サイトを展開している。一方で、ポイントサイトで同社の発行するポイントは一種の仮想通貨であると定義しており、グローバルな仮想通貨であるビットコインやブロックチェーン技術とは非常に親和性が高いと考え、仮想通貨関連事業へ積極的な事業展開を行っている。中期的にはスマートフォン端末と自社ポイントサイトを活用したO2Oビジネスへ進出することにより、事業拡大を図っていく経営戦略。

 今通期業績予想は、売上高42億円(前期比12.7%増)、営業利益6億円(同7.7%増)、経常利益5億96百万円(同19.9%増)、純利益3億87百万円(同40.8%増)を見込む。

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