ソフトバンクG売買増加し反発、スプリント社とTモバイルUSの統合期待が再燃

ソフトバンク

■TモバイルUS幹部が利点を評価と伝わり「上値抵抗帯」突破の期待

 ソフトバンクグループ<9984>(東1)は19日、反発して8370円(66円高)で始まり、売買代金は東証1部銘柄の1位を競っている。米国の携帯電話事業を巡り、TモバイルUSの首脳がソフトバンクG傘下のスプリント社との経営統合に「大きな利点」と語ったと伝えられ、注目されている。

 19日朝のロイター通信は(ニューヨ─ク18日ロイター)は、「米携帯電話大手TモバイルUSTMUS.Oのブラクストン・カーター最高財務責任者(CFO)は18日、スプリントS.Nと経営統合すれば規模拡大の恩恵を受けるとの見方を示した。同氏は会合で、両社の統合による相乗効果は300億ドルを超える可能性があるとし、「(統合には)大きな利点がある。これは確かな相乗効果だ」と語った」などと伝えた。

 ソフトバンクGの株価はこの10年ほど、2013年の9320円、17年の9066円が高値になっている。テクニカル的には9000円に乗る水準に「上値抵抗帯」が存在すると見ることができるようだが、上値抵抗帯を突破すれば大きな上げ相場に発展することがあるとされる。スプリント社とTモバイルUSの統合案件は、その起爆剤になる可能性があるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る