井村屋グループが活況高、ここ数日の熱暑など好感し最高益の好業績も再評価

株式市場 銘柄

■「夏場はアイスクリーム、冬場は肉まん・あんまん」シーズン銘柄として脚光

 井村屋グループ<2209>(東2)は22日、取引開始後に2046円(77円高)まで上げて3月中旬以来の2000円台を回復し、出来高も10時を待たずに最近の一日平均出来高に迫る活況となっている。連続で最高益を更新する見通しの上、夏場はアイスクリーム、冬場は肉まん・あんまんというシーズン性の強い銘柄として知られ、この一両日、東日本を中心に真夏のような暑さになり材料視されている。

 前3月期の決算は5月11日に発表し、連結純利益は前期比60.9%増加して7.2億円になり、1988年3月期の5.5億円以来の最高益更新となった。今期の見通しも連続拡大を見込み、予想1株利益は83円78銭。PERは23倍台になるが、同社株は長いこと高めのPERで推移しているため、割高感を意識する様子は少ないようだ。(HC)

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